「スマホによる時間の浪費」攻略

 スマートフォンの登場によって世の中はとても便利になりました。
 その一方で、軽い気持ちでスマホを手に取ると気づけば時間が消し飛ばされていたり、大量のアプリからくる通知に集中力を奪われたりということは多くの人が経験しているでしょう。

 時間とは人生そのもの。意識的にあえて時間を使いたくて使うのならそれは自由ですが、そうでもないのに自分に有益でない情報に時間をダイレクトに浪費したり、集中力が落ちて作業などに時間が余計にかかったりするのは、人生をも浪費していることになります。

 この記事では、スマホで時間を浪費するのを「もったいない」「どうにかしたい」という悩みを軽減する、多くのスマホに標準搭載されている機能を紹介します。

Android のスマホ向けの記事になります。iPhone にも同様の機能はあるようですが、細かい仕様まで一致しているとは限らないので、iPhone ユーザの方はその点はご了承ください。

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フォーカスモードとは

 フォーカスモードとは、事前に設定しておいた「集中の妨げになるアプリ」の通知を、無いものとして扱ってくれ、さらにアプリを使用不可にしてくれるモードのことです。
 作業中に通知が表示されるなどで集中が乱されるのを防いだり、時間を浪費してしまいがちなアプリの使用を制限してくれます。

 なお、これに相当する機能は iPhone では「集中モード」という名称のようです。

制限するアプリの設定

 フォーカスモードを使う前に「集中の妨げになるアプリ」を設定しておきましょう。
 「設定」アプリを開き、「🔍設定を検索」の入力欄に「ふぉーかす」と入力すると、すぐに見つかります。

 「集中を妨げるアプリ」と思うものにチェックを入れていきましょう。
 Twitter・YouTube は絶対に入れるべきでしょう。LINE などのチャットアプリも有力候補です。また、スマホでよくインターネットをしてしまう方は Web ブラウザ(Chrome など)も指定した方が良いでしょう。

 それら以外は、実際にフォーカスモードを使い始めて「このアプリにも通知に集中を乱されたな・起動してかなり時間を浪費させられたな」と思ったら随時追加していきましょう。

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フォーカスモードを ON にする

 勉強・仕事など、何らかの作業に取り組み始める前には、まずフォーカスモードを ON にするようにしましょう。
 Android では、画面の上端から下へスワイプすると出てくるメニューの中に入っています。

 ON にすると、通知エリアにその旨が表示されます。
 また、「集中の妨げになるアプリ」に設定したアプリの通知は、来ていたとしても表示されなくなります。フォーカスモードを解除すると再び通知に現れるようになるので、見逃すことはありません。ご安心ください。

 フォーカスモードが ON のときは、指定したアプリのアイコンが薄くなり、タップするだけでは起動しなくなり「今フォーカスモード ON ですよ」と言ってくれます。これだけでも抑止力になりますよね。「OK」を押してとにかく作業を再開しましょう。

 「それでもちょっと起動する用事があるんだ」とどうしても起動したいときは「アプリを 5 分間使用」をタップしましょう。「5 分間だけ」「そのアプリ限定で」起動制限を一時的に解除できます。
 5 分経つとアプリが強制終了されます。これも素晴らしい点ですね。フォーカスモード自体を完全に解除してしまうと、歯止めが効かなくなる恐れが大いにありますからね……。

通話がかかってきたらどうなる?

 たとえば LINE を「集中の妨げになるアプリ」に指定していて、フォーカスモードを ON にしていたとき、誰かが LINE 通話をかけてきた場合はどうなるでしょうか?

 答えは、普通に着信します。急ぎの連絡だったりするかもですし、流石にそこまでは無視させない仕様のようです。安心して使えますね。いかなる連絡も遮断したいなら、それはもうスマホの電源を OFF にしましょう。

フォーカスモードを「一時的に」解除

 一旦作業を中断して休憩を取る・トイレに行くなどするときにスマホを触るなら「一時的に解除」機能を使いましょう。これがまた素晴らしい機能です。
 油断してフォーカスモードを普通に解除すると、時間が消し飛される恐れがあるのでやってはいけません。

 例によって画面上端からスワイプすると「一時的に解除」なるものがあると思います。それをタップしましょう。

 すると、「一時的に解除する時間は?」と聞かれます。これが「一時的に解除」機能の素晴らしい点です。5~15 分の間で 5 分刻みで選択できます。

 一時解除の残り時間が 1 分を切ると画面が白黒になり知らせてくれ、時間が来ると強制的にフォーカスモードが再開されます
 このとき、「集中を妨げるアプリ」に指定したアプリを開いていた場合は、強制的に閉じてくれるので、作業にかなり戻りやすくなります。

まとめ: フォーカスモードを使い、スマホに人生を浪費されるのを防ごう

  • スマホには「フォーカスモード」がある(iPhone では集中モード)
  • 通知に集中を乱されたり、起動するとつい時間を浪費してしまうアプリを事前に設定しておこう
  • 勉強や仕事に取り組むときは、まず「フォーカスモード」を ON にする習慣をつけよう

 以上です!
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