"25 と 5" で「集中の維持」攻略

 テレワーク(リモートワーク)をされている方、勉強をしている方、集中できていますか?
 私もコロナ禍からやり始めたテレワークですが、同僚や上司の目がない分、油断すると集中が途切れてしまい、ぼーっとしてしまったり、ちょっと休憩するつもりがかなり時間が経っていたり……、と、仕事が捗らないことってありますよね。

 「どうにか集中を維持して、生産性を高める方法はないものか?

 そういう悩みをお持ちでしたら、"25 と 5" の 2 つの数字が解決してくれます。

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ポモドーロ・テクニック

 「集中を維持し、生産性を高める」のに役に立つのが、「独学大全」という書籍で知った「ポモドーロ・テクニック」です。これを利用することで、集中度が高い時間を長く得ることができます。

 「ポモドーロ・テクニック」は、イタリア人のソフトウェア開発者である、フランチェスコ・シリロ氏によって考案されたものです。「ポモドーロ」とは「トマト」であり、それを模したキッチンタイマーを使って行ったことが由来だそうです。

 本格的な方法は、考案者が直々に書籍を出しており、そちらに書かれています。翻訳された本もあります。

 公式のやり方は、この本のレビュー記事をいくつか見た限りでは、計画立てたり振り返ったりがあるそうです。もちろん長い目で見た最高効率を求めるなら必要なのでしょう。

 ただ、私は面倒くさがりなので、簡略化して雑にやりました。しかし、それでも効果を感じられたので、この記事では、私が面倒に感じた所は端折りつつどのようにこのテクニックを利用しているか紹介します。

 もしこの記事の簡易なやり方を試してみた上で、効果があったにせよ、なかったにせよ、もっと本格的にやってみたいと思った方は、考案者自ら書いた公式本も読んでいただいて実践すると良いでしょう。私もいつか読むつもりです。

基本ルール

「25 分集中 → 5 分休憩」= 1 ポモドーロ

 25 分タイマーをスタートし、「集中タイム」開始です。タスクに取り掛かります。

 「集中タイム」終了のタイマーが鳴ったら、そこで(中途半端な状態でも!)タスクを中断し、「休憩タイム」の 5 分タイマーをスタートします。5分が終わったら「集中タイム」を再開し、タスクの続きをします。

 この「25 分の集中タイム → 5 分の休憩タイム」の 1 セットが「1 ポモドーロ」です。このポモドーロを 4 回繰り返してタスクに取り組み続けましょう。

4 ポモドーロ目の集中タイムの後は、長めに休憩

 4 ポモドーロ目の集中タイムを終えたあと、その後もまだタスクに取り組み続けるなら、一旦長めの休憩を取ってください。

 「長め」とはどれくらいかというのは、「独学大全」には「30 分間」とありました。が、勤めている会社の仕事だと昼休憩以外はそんなに長くとる訳にはいかないですよね…。10~15分くらいでも個人的には良いと思っています。

 以上のルールを基本としてポモドーロを繰り返していきます。かなりシンプルなので、覚えやすいと思います。

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ポイント

残り時間のことは気にしない

 「集中タイム終了まであと何分?」などと気にしてはいけません。集中できなくなってしまいます。なるべくただタスクと休憩のことだけを考え、時間管理はタイマーなど外部に委ねることを心がけましょう。

「集中タイム」終了の時間になったら

 終了時間になったら、キリが悪くても休憩に入りましょう
 「キリが悪いから…」と続けてしまうと、結局ダラダラ続けてしまいます。そのキリが良い所にいくまでに、結局思っていたより時間がかかるもんですし。

 また、キリが良い所までやると、「続きをやりたい」という気持ちが薄れてしまいます。キリが悪く気持ちが悪い状態だからこそ、その状態を解消したくなって次の集中タイムに移行しやすくなる気がします。

休憩時間の過ごし方

 休憩の時間は、タスクと関係のあることをしてはいけません。メールチェックや SNS もせずに、頭を休ませてください。

 深呼吸・瞑想・ストレッチなど休まることをするか、歩く・トイレに行くなど、場所を変えて気分転換するのも良いでしょう。水分補給もしましょう。

集中タイム中に割り込みがあったら

 環境・タイミングによっては、集中タイム中に何らかの割り込みが入ってしまうことがあると思います。

 話しかけられたり電話がかかってきたりするなど、「外部」からの働きかけで割り込まれた場合は、ポモドーロをやり直しましょう。

 一方、自分の「内部」で、「あれをやらないといけないな」などの、今のタスクと関係ないことが浮かんでしまった場合は、メモやノートなどを予め用意しておき、その場で書き出して、すぐにタスクに戻りましょう。
 書き出したものは、あとで処理しましょう。ある程度はどうしても湧いてしまうものなので、しょうがないと受け入れつつ、流していきましょう。

私の取り組み方

 それでは、以上の基本ルールとポイントを踏まえた上で、具体的に私がどのように取り組んでいるかを紹介します。

タイマーは YouTube 動画

 私は各ポモドーロの時間管理に YouTube 動画を利用しています(PC のブラウザで再生しています)。この手の動画はたくさんあり、私自身使い始めたばかりで多くの動画を検討した訳ではないですが、執筆時点ではこれ ↓(+ アップロード者が同じ同様の動画)に落ち着きつつあります。

 集中タイムと休憩タイムで BGM が変化してくれるので、意識を切り替えやすいです。また、動画は 4 ポモドーロ分なので、ポモドーロごとにタイマーをセットし直す必要がなく、流しっぱなしで OK な点も楽で良いですね。

 もちろん、考案者と同じく物理キッチンタイマーを使う方法も良いと思います。習慣付くと「タイマーをセットする」という身体の動作が「さぁ始めるぞ」という切り替えスイッチになるそうです。
 また、ポモドーロに対応したスマホアプリも数多くあるようですが、私は使ったことがなく、良し悪しはコメントできません。

スマホは「フォーカスモード」に!

 ポモドーロを開始する直前にはスマホを「フォーカスモード」にしましょう! これはスマホの非常に優秀な機能で、使わない手はないと思っています。
 「フォーカスモードって何?」という方は、こちらの記事をご覧ください。

スマホを触るなら「一時的に解除」機能を使う

 休憩タイムでは SNS を見たりするのは推奨されませんが、トイレでスマホを触ったりする場合には少なくともフォーカスモードを「一時的に解除」してから操作しましょう。一時解除の期間には 「5 分」があります。ポモドーロの休憩時間と一致していて相性が良いですね。

 ポモドーロのお供にスマホの「フォーカスモード」、ぜひ併用してください。

休憩タイム

 私は休憩タイムでは、「マッサージガン」で体をほぐしたりもしています。身体の凝りをほぐしつつ、気持ちが良くちゃんと休憩にもなるのでオススメです。

感想

 簡易的に取り入れただけですが、集中して仕事している時間がかなり増やせました。「えっ、もう25分たったの!?」と思うことが多いです。あっという間に昼になり夜になり、平日の一日一日が早く終わるようになった気がします。

 また、トイレについても、ポモドーロ中の休憩時間に行き、なるべく休憩時間中に戻るようになったので、トイレに居すぎてしまうことも減りました。用を足しながら Twitter を開いても、 「フォーカスモード」の 5 分間の一時解除のお陰で、休憩時間がそろそろ終わることも分かり、意識を切り替えて仕事場に戻りやすいです。

 ということで、「ポモドーロ・テクニック」を雑ながら実践していますが、かなりオススメです。雑にしても結構いい感じなので、考案者の公式本を読んで本格的に使ったら、もっと効果があるのかもしれませんね。

まとめ

  • 勉強や、自分で作業時間をコントロールできる仕事では、「ポモドーロ・テクニック」を使うと、集中を保った時間を長く作れる!
    • 「25 分の集中タイム → 5 分の休憩タイム」= 1 ポモドーロ
    • 4 ポモドーロごとに、集中タイムの後に長めの休憩をとる
  • ポモドーロの時間管理は、筆者的には、自動的に BGM を切り替えながら 4 ポモドーロ分を管理してくれる YouTube 動画もオススメ!
  • 一番最初にスマホは「フォーカスモード」にしよう

 以上です!
 この記事の簡略化したもの、考案者のオリジナルのやり方が気になる! という方は、公式本を検討してみてくださいね。

 以上です!
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